神座について

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基本的に日本の文化では、神座(しんざ)に背中(お尻)を向けることをタブーとします。

神座とは、道場や家では神棚、神社では本殿(祭殿)、つまり神様を祀る場所を差します。
そしてまた演武中などに神坐に向かって刀を振る事もタブーとされます。

ですから天心流では、道場に神棚がある場合は、指導者でも基本的に神棚に背中を向けて座らないようにします。
演武の際も、神棚に出来る限り背中を向けず、また切っ先を向けないように配慮します。
もちろん実際の稽古中、指導中、演武中などに流れで神座に背中を向けたり、刀の切っ先を向ける場合はあります。
あくまでも原理原則であり、神仏に対する崇敬の念を表すものです。
しかし、こうした古来の考え方が現代では忘れられてます。
これはとても注意しなければならない事だと思います。




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