ネットのコメントの悲しさ

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大変恥ずかしいコメントです。
こうした無知からくる侮辱興行為ほど、悲しいことはありません。

天心流で広めた知識で天心流が叩かれるという面白現象が、この十年くらい頻繁に見受けられます。
最近は国外でも。

武家に限りませんが、脇指しは帯刀したまま座るのが往時には常識でした。
屋内では玄関口や玄関で大刀は脱刀し、刀を預けるか、または座る際に、状況に応じて左右後ろに置きます。
当流がこの15年ほど情報を伝え続けまして、比較的そうした武家文化が広まりました。
しかし半可通な知識が増えているようなので、くれぐれもご注意下さい。

しかし半可通になるのは、情報の共有が不足しているということで、力不足を感じます。

以前ネットで、まーこ先生に正しい刀の握りをレクチャーしてくれた方は、見本に天心流の手の内の写真を送ってくれました。
面白すぎる展開。

あと、
「あの有名な天心流を騙っている!!」
というのは、十七年前まで古流界隈のごく一部でしか知られておらず、まったく無名から、SNS等広報を死に物狂いで行い知られたことを考えると皮肉な話で。

あとはたまに似ている?他流(天然理心流さんとか)と勘違いされてるケースもありますが

私も井手先生にお会いするまで(2005年あたり)天心流をまったく知らず、ネットにも殆ど情報ゼロの時代でした。
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持っていた図説日本武道辞典に、流儀については流祖などについて撃剣叢談の引用がある程度でしたが、そんな細かいのは知るよしもなく。

 

残念なことに、ネット上ではこうした暴言で溢れかえっています。
武術界隈では特にそうで、特に他者を口汚く謗るというのが常態化しています。
そしてそうした行動が、まさしく狭い村社会からさらに一般の人々を遠ざけ、外部と隔絶された空間を形成し、斜陽産業としてさらに孤立を進めています。

昔から他流批判はありましたが、特にネット社会になってからそうした悪意は世間に晒され、炎上し、悪化の一途を辿っています。

まず批判は慎み(天心流では他流批判はいかなる理由があれ厳禁としています)、また当然暴言や侮辱的発言は絶対に避けなければ、この負のスパイラルは悪化する一方でしょう。




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